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幕末

「御花畑」屋敷研究深化のために(3)

今回も引き続き、佐野静代氏の論文「近衛家別邸『御花畑』の成立とその政治史上の役割 : 禁裏御用水・桂宮家・尾張藩・薩摩藩との関わりについて」(『人文學』同志社大学 2020年)の疑問点について書いておきたいと思います。 近衛忠房日記 陽明文...
幕末

「西九条村に屯所」記事(2020/6/8)について

当ブログで報告した「新選組『不動堂村』屯所の規模と位置の確定」が地元京都新聞で記事化されました。なんと一面トップ、三面に補足記事という扱いでした。 かなりの分量を割いていただいていますが、伝わらない部分もあろうかとおもうので、少し補足させて...
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閑話休題 伏見兼春について

桂久武「上京日記」の中には「伏見の兼春」という薩摩藩御用達の宿屋の名前が出てきます。 慶応元年十二月十八日 大坂から伏見に到着した久武一行が旅装を解いたのが「兼春」です。活字版の方では「兼有市之丞」となっていますが、謄写版の方では「兼重(春...
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一次史料と二次資料

当ブログの幕末史の考察については明治になってからの回顧談なども利用してます。これについては史料批判という手続きをとらなければなりません。そこにかかれていることをそのまま史実として歴史を再構成することは、史料に書かれていないことを適当に想像し...